太陽の騎士団、新人ルースに任された任務は嵐の森を統べるエルフの女王サスティナの居場所を突き止めることだった。
騎士団に加入し己の力を過信するルースは軽い気持ちで嵐の森へと向かう。
口うるさい先輩トネールを良く思っていなかったルースは空からの捜索命令を無視し森へと侵入する。
ルース「サスティナを捕らえ騎士団へと連行してやる」
サスティナを捕らえれば、騎士団の幹部に任命されるかもしれない。
その頃、侵入をいち早く察知した嵐の森のエルフ、エフィは侵入警報を出した。
鳥たちの独特なさえずりが嵐の森にこだまする。
侵入から約40分、既に探索に飽きたルースは木に寝転び休息していた。
そこへ一匹のリスがやって来る。
ルース「よぉお前、サスティナって奴知らねーか」
答えを期待するわけでもなく、リスに対しルースが言う。
その時、後ろから足音が聞こえてきた。
ハッと思ったルースは飛び跳ねたが、相手を確認した瞬間すぐに警戒を解いた。
目を輝かせ近づいて来たのは女の子のエルフだった。
それを見たルースは口元を緩ませる。
ルースの元へ来たエルフが首を傾げつぶやいた。
エルフ「おにーさん、サスティナって人を探してるの?」
聞かれてたか・・と一瞬思ったが、ルースはいつものように陽気に話しだした。
ルース「お嬢ちゃん、サスティナを知ってるのかい?ここに来れば会えると聞いたんだけど」
エルフは笑顔ですぐに答える。
エルフ「うん、でもサスティナさんはここにはいないよ」
さすがに簡単に案内はしないかと思ったルースは既に侵入がバレているならと頭を切り替えた。
恐らくサスティナ一派であるこのエルフを捕らえればそれだけでも大きな功績が得られる。
何より彼は目の前のエルフに興味を持っていた。
ルース「それは残念だな・・。ところで君はエルフなんだね。初めて見るよ」
そう言いながら近づいたルースは背後に隠していた剣を勢いよく振った。
刃のない部分が頭に当たるその瞬間、勢いよくルースが吹っ飛ばされた。
エルフの鋭い爪が剣と交差するようにルースの顔を引っかいたのだ。
エルフ「最近お客さんが多いね、チャッピー」
何事もなかったかのようにエルフの少女は去っていく。
ここは年中嵐が吹き荒れる「嵐の森」。
統べるはエルフの女王サスティナ。
そして彼女を守る4人の四天王。
その1人が通称「隠し爪のポニー」。
嵐の森を訪ねる時はお気をつけて。
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▲[アンガー][ユーモア]空と森の刺客
[ターン開始時(タイミング)]のメモリオンを宿す。
▲[アンガー][ユーモア]空と森の対立
[バトルフェイズ開始時(タイミング)]のメモリオンを宿す。
▲[アンガー][ユーモア]空と森の波乱
[ターン終了時(タイミング)]のメモリオンを宿す。